主な研究テーマ

基本的にこれ!といった研究テーマは無く、良く言えば柔軟ですが悪く言えば軸が無くフラフラしてます。

なんとなくの方向性としては、これからの時代は「自分で使うもんは自分で作る時代」になってくると思うので、デジタルファブリケーション技術を中心に様々な課題を解決する、そんな研究室です。

研究者として致命的だと思うのですが、一つのことを突き詰めるより色んなことにいっちょ噛みしたいタイプです。

なんとなく「オモロイ!」と思えるようなことならなんでもやってみます!

そのため、研究室にこもって独りで研究をするというよりは、色んな人と話しながら課題解決できる方法を共創することが向いてそうなので、共同研究したい方は是非。

現在取り組んでいる研究

海洋ごみの認識AIの開発

海洋汚染問題に対する取組みの一つとして,全国各地でボランティア団体などによる海岸清掃活動が行われている.

しかし,海岸は広域に渡ることや気候によって刻一刻と状況が変化することから,漂着した海洋ごみの状況がわからないまま清掃活動を行うことが多く,海岸状況の把握が求められている.

各自治体では,海岸状況の調査結果等を公開し,海洋ごみが堆積しやすい地域の特定などを行っているが,半年間隔程度のサンプリング調査であり,海岸の状況把握のために利用することは難しい.

そのため,更新が容易かつ,海洋ごみの集中箇所を可視化する技術の開発が必要である.

本研究では,海洋ごみの組成と位置の検出を優先事項として,矩形枠による物体検出手法によって海洋ごみの集中箇所を可視化する.

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のと鉄道観光列車を対象としたVR乗車体験システムの開発

のと鉄道のと里山里海号は,世界農業遺産「能登の里山里海」を走る土日祝に運行している観光を目的とした列車である.

旅行会社と連携した団体旅行客の利用と比較し,個人利用客の利用数は年々減少傾向にあり,個人客に向けた情報発信が課題になっている.

これまで,パンフレットや動画などによるプロモーションを実施しているものの十分な効果を得られておらず,より臨場感があり,記憶に残る情報発信手段を検討する必要がある.

そこで本研究では,乗車の疑似体験による観光意欲の向上を目的としたVRシステムを開発した.

本システムの評価では,利用者の記憶に残る情報提供手段のひとつとなり,観光列車の利用意向の向上に寄与する可能性が示唆された.

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市民参加型スマート農業の実現

農業分野では、担い手の減少・高齢化の進行等により労働力不足が深刻な問題となっており、依然として人手に頼る作業や熟練者でなければできない作業が多く、省力化、人手の確保、負担の軽減が重要な課題となっている。

本研究では、市民参加型の圃場運営技術を開発し、地域コミュニティを活性化させる持続可能なスマート農業の実現を目指す。

そして、それらを踏まえた技術開発として、デジタルツイン構築のための計測技術の開発や、農作物の生育状況を時系列解析する技術の開発、情報発信プラットフォームの開発を実施する。

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下水道DX推進のための業務分析・改善

下水道に関する業務を分析し、データと情報の観点から、どのようなデータを保持すべきか・どうやってそれを情報に変換するのかを議論し、ノウハウを蓄積して技術を継承していく仕組みづくりに協力しています。

また、デジタルファブリケーション技術やVRを活用したデータの表現などにも挑戦しています。

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Last-modified: 2025-03-14 (金) 17:01:32